少数派の影響

別姓問題だけでなく、世の中にはいろいろな『少数派』と言われる人々がいます。「私は少数派だから無理」って諦めていませんか?大丈夫。少数派だって世の中を変えることができるのです。
心理学のテキストから、引用します。
「多数派による同調圧力は強力であるが、時として少数派が強い影響力をもつ場合がある。『十二人の怒れる男』というアメリカ映画をご存知だろうか。ある事件をめぐる陪審員制度を描いた作品で、当初、陪審員のほとんどが被告である少年を有罪と確信していたが、ただ1人の陪審員がそれに疑いをもち、その理由を一つ一つ論理的に説明したことによって、最終的には陪審員全員が少年を無罪と判断するという物語である。これはフィクションであるが、現実においてもまさにこの映画のように、少数派が一貫して異論を唱え続けることにより、多数派の意見を覆す場合がある(Moscovich, Lage, & Naffrechoux, 1969)。」(放送大学教材 心理学概論(’12)第9章p124-125 森津太子)

最近では婚外子の相続差別規定が廃止(2013年12月)されました。婚外子の人々も少数派ですが、正に一貫して差別に異論を唱え続けることにより、民法の改正を実現させたのです。

余談ですが、三谷幸喜さん原作「12人の優しい日本人」という映画(1991年)もあります。これは「十二人の怒れる男」を基にした話で、一般市民から選ばれた12人の男女の陪審員が有罪、無罪を議論するものです。パロディも多く、楽しいお話です。